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LYLICS

罹患島

 

弱音漏らし助け求めても

「お前だけじゃない」って

袋叩きだ

 

救難信号が鳴る 嵐の中を

誰も彼も足掻いてる

 

無言の罵声

押し潰されそうで

彼方此方で響き渡って

 

努力不足だとか

自己責任だとか

権力者の詭弁に

踊らされてる

 

隣人の顔も名前も知らない

赤の他人は全部名無しさん

 

こんな小さな島国の中で

他人の痛みに鈍くなるのか

君の声は遠くに

 

傷つき合う事に

尻尾巻いて逃げて

去り際 後足で

砂をかけてる

 

見えない人は居ないも同じ

そんな僕らも景色の一部か

 

こんな小さな人混みの中で

僕の言葉も届かないのか

声を嗄らし叫ぶ

 

何処にいたって 何をしたって

其処に在れば影が出来る 嗚呼

照らす光もない常闇を

この目で凝らして見る

 

声掛け耳を澄ます

触れ合い確かめ合う

 

こんな小さな島国の中を

手と手 取り合い 共に生くのさ

痛みと憂い 悲しみの果てを

すべて掻き分け 生きて生くのさ

 

 

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