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LYLICS

十色

 

人と人が交わる時に

見比べて何故かささくれ

 

石を投げ 言葉浴びせ

容赦も残さず嘲笑う

 

僅かな色の違いで

追いやり僕ら指差した

此処には夢も自由も

無いから僕ら間違った

 

放たれた篠突く憎悪は

僕らのように理由はなかった

 

矢が刺さり 痛みだす

誰より知ってた筈なのに

 

僅かな色の違いで

追いやり僕ら笑われた

此処には愛も救いも

無いから僕ら旅立った

 

闇夜の荒野 月光の下

暗がりに逃げ込んだ

手探り掴んだ手が

深く傷付いていた

初めて気が付いた

 

声を殺し 苦痛に耐え

刹那に飛沫が天に舞う

血が叫んだ

 

些細な違いを抱えて

それでも僕らは歩いていく

何処にも望みが無いなら

歩きながら僕らで探せばいい

 

塗り潰せよ世界を

己が色で 十色 

 

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